しまっておいた靴がめちゃくちゃ傷むワケ②
しまっておいた靴がめちゃくちゃ傷むワケ②
③へ続く…
最初から→①
・加水分解(かすいぶんかい)
靴の表面、内側、底がボロボロに剥がれたり崩れたりするのは
空気中の水分と靴の反応物が結びついて起こります。
加水分解をWikipediaでちゃんと調べる
空気に触れさせないで保管することは無理だと思いますので
ただ保管しているだけで徐々に劣化してしまうわけです。
日本は湿度も高いですし、玄関は雨で濡れたものが置いてあったり。
乾燥材を入れて真空パックにしておくと劣化の速度が落とせるようですが
なかなか履かないで仕舞いっぱなしにしてるような靴にそこまで手間をかけるのは
正直難しいです。
・接着剤の劣化
靴以外でも見かけると思います。黄変して隙間からネトネトしたものが出てきたり…
逆にパリッパリになって剥がれ落ちたり。靴でも同じことが起きます。
白い靴などは接着剤黄変の恰好の餌食です。
・カビ
合皮にも生えます。
今回の母の靴は合皮ですがカビてました。ツルツルの合皮は拭けばよいのですが
天然素材はカビの根が素材の奥まで生えてしまいますので拭いても再発しやすいです。
また、気づかずにカビた靴をしまいっぱなしにしてると増殖して他の靴にまでカビが移ってしまう可能性があります。(下手したら棚の木にも!)
こまめに対策をとったり、管理、手入れができる人ならばいいのですが
汚部屋や捨てられない性分で物があふれかえってる人が
そんな管理をできるような余裕は…汚部屋人間の私には絶対無理です。